株式会社 rise

コラム

COLUMN

私たち「株式会社 rise」はオフィスビル、病院施設などの
空気調和設備・給排水衛生設備の施工管理、施工図作成を手掛けております。

空調設備の点検項目とは?


快適な空間を保つのに欠かせない空調設備には、定期的な点検が必要とされています。
そんな空調設備の点検には、どのような項目があるのでしょうか。
今回は、空調設備の点検項目について解説します。

▼空調設備の点検方法と点検項目
空調設備の点検には2種類の方法があり、点検項目の内容にも違いがあります。

▼簡易点検
簡易点検はすべての空調設備機器に行う必要がありますが、可能な範囲で行うだけでよいとされています。
建物の管理を任されている人が定期的に点検を行い、異常の有無を確認する方法です。
空調設備の筆頭と言えるエアコンは、季節によって使用頻度が異なります。
季節が変わるごとに点検が必要という考えから、3カ月に1回が目安です。

■簡易点検の点検項目
簡易点検における点検項目は、以下のような内容です。

・室外機の異常(振動や音)
・室外機からの油のもれ
・室外機の傷やさび、腐食の有無

簡易点検では、これらの点検項目をチェックして実施記録を作成し、保存することが義務付けられています。

▼定期点検
空調設備のもうひとつの点検方法が定期点検で、点検頻度がはっきりと定められています。
エアコンに関しては、50キロワット以上なら1年に1回以上です。
7.5キロワット以上、50キロワット未満は、3年に1回となっています。
定期点検は状況に応じて直接法や間接法を選択する必要があるため、専門家が行うのが一般的です。

▼定期点検と簡易点検の違いは?
定期点検の点検項目の内容は簡易点検とほぼ同じですが、記録の残し方に違いがあります。
簡易点検では、点検項目とチェック内容、点検の実施日を記録します。
これに対して定期点検は、機器ごとに点検状況を記録しなくてはなりません。
記録には紙または電磁機器を用い、対象機器を廃棄するまで保管が義務付けられているため、データの保管場所も必要です。

▼まとめ
空調設備の点検項目にはさほど違いはないものの、点検方法が異なります。
また、記録の保存方法も変わるため、両者の違いを知っておくといいですね。
弊社はオフィスビルや病院施設を対象に、空調設備の設計を行っております。
空調設備の施工管理も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。