株式会社 rise

コラム

COLUMN

私たち「株式会社 rise」はオフィスビル、病院施設などの
空気調和設備・給排水衛生設備の施工管理、施工図作成を手掛けております。

給排水衛生設備の耐用年数はどのくらい?


建物や敷地内に設けられた給排水衛生設備の耐用年数は、どのくらいなのでしょうか?
建物が大きいと設備も大規模になるだけに、気になるところですよね。
そこで今回は、給排水衛生設備の耐用年数について解説します。

▼給排水衛生設備の耐用年数
給排水衛生設備の耐用年数の目安は、15年です。
給排水衛生設備は毎日のように水を使うことから、安全性を考慮して定められています。
ただし、15年間は何もしなくてもよいというわけではありません。
安全に給排水衛生設備を使用するには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

▼給排水衛生設備の耐用年数を左右する要因
「耐用年数」とは事業において資産と見なされ、減価償却が可能な年数のことを意味します。
そのため、実際には15年に届かないうちに、給排水衛生設備が劣化する場合があります。
給排水衛生設備に劣化をもたらすのは、主に以下の要因です。

【給水設備】
・給水管の凍結
・給水管からの水漏れ
・給水管に発生したさび

【排水設備】
・食べ物の残りかすによる排水管内部での細菌の繁殖
・熱湯の排水
・洗剤の使用

給排水衛生設備は給水設備と排水設備の総称ですが、それぞれに耐用年数を左右する要因が異なります。
給水設備の場合は給水管の凍結や水漏れ、さらに給水管の内部に発生したさびが劣化を早める要因です。
排水設備では、食べ物の残りかすが排水管の内部で繁殖することにより、金属の耐久度が落ちます。

また、100度近い熱湯は金属を損傷させてしまいます。
中性の食器用洗剤なら大丈夫ですが、アルカリ性や酸性の洗剤は金属の劣化を早める要因です。
これらの要因を知らずに使っていると、給水と排水のどちらの設備も15年に満たずに劣化してしまうでしょう。

▼まとめ
給排水衛生設備の耐用年数は15年とされていますが、あくまでも点検とメンテナンスをしていることが前提です。
また、正しい使い方を意識して、耐用年数を伸ばしたいところでもあります。
弊社では給排水衛生設備の設計図面の作成および、施工管理を承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。