株式会社 rise

コラム

COLUMN

私たち「株式会社 rise」はオフィスビル、病院施設などの
空気調和設備・給排水衛生設備の施工管理、施工図作成を手掛けております。

排煙ダクトの設置基準について


排煙ダクトは建物内に発生した煙を、屋外に排出することを目的に設置される設備です。
そんな排煙ダクトは、どのような基準に基づいて設置すれば良いのでしょうか。
そこで今回は、排煙ダクトの設置基準について解説します。

▼排煙ダクトの設置基準
排煙ダクトは煙を排出することで火事の際の避難をスムーズにし、被害を最小限に留めるための空気の通り道です。
その役目から、排煙ダクトは「排煙風道」とも呼ばれます。
排煙ダクトは煙を効率的に排出するため、大型のファンがついた「排煙機」とセットで設置するのが一般的です。
以下に、排煙ダクトの設置基準を見ていきましょう。

■可燃物と離す
ダクトを設置する際は、燃えやすい建材から距離を取る必要があります。
具体的には、木材や紙などの燃えやすい建材から15cm以上離して設置するよう定められているのです。

■モルタルで補強する
天井に設置された「防煙壁」を排煙ダクトが貫通する場合は、モルタルなどによる補強作業が発生します。
防煙壁とは、煙が廊下や上の階に流れるのを防ぐために設けられる設備の一つです。
貫通したダクトによって、防煙壁から煙が流れ出ないように、貫通部分をモルタルなどの火に強い材料で埋める必要があります。

▼まとめ
排煙ダクトは「可燃物と離す」「モルタルで補強する」という基準を守って設置します。
設置工事の際は、念のため施工担当者に、基準を守って設置しているかを確認しておくと良いでしょう。
当社は、ビルなどの多くの建築物の排煙設備を整えてきた実績があります。
経験と知識に裏打ちされた確実な施工管理を行いますので、ぜひご連絡ください。