コラム
COLUMN
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上水道の歴史について
現代の私たちの生活に欠かすことができない水道水ですが、上水道はいつから整備され始めたのでしょうか?
今回は、上水道の歴史について見ていきたいと思います。
▼上水道の歴史の流れ
■はじまりは小石川上水
上水道の始まりは、小石川上水と呼ばれる上水道です。
徳川家康が江戸幕府を開く時に、人々の生活を支えるために整備しました。
■玉川上水が完成する
江戸幕府の急激な発展により、人口が増加し、しだいに水の供給が間に合わなくなります。
そこで、多摩川から江戸へ水を引き込む計画が立てられ、玉川上水が整備されます。
当時の人々は、これをわずか8ヶ月で完成させました。
ポンプなどを使わない自然流化方式の上水道ですが、問題なく使用できるように各所に工夫をこらしてあったといいます。
1658~1696年にかけて、上水道が拡大していきますが、その後、玉川上水は廃止されました。
廃止の理由には、幕府の財政難や堀井戸の普及など、様々な説があります。
■近代水道へ
明治に入り、政府は欧米にならった新技術を多く取り入れるようになります。
しかし、水道に関しての整備が進まないうちに水質が悪化し、それに伴い衛生環境が悪化して、コレラの流行が起こってしまいます。
この時期、急速に近代水道の整備が行われました。
▼まとめ
上水道の始まりは、江戸幕府が整備した小石川上水でした。
その後、玉川上水や他の上水道の整備を経て、欧米にならった技術を取り入れた近代水道へ発展していきます。
上水道の歴史を見てみると、水道は時代をこえて人々の生活を支えてきたことがわかると思います。
普段何気なく使っている水道ですが、歴史を知ると、あらためて水道のありがたみを感じられるのではないでしょうか。