株式会社 rise

コラム

COLUMN

私たち「株式会社 rise」はオフィスビル、病院施設などの
空気調和設備・給排水衛生設備の施工管理、施工図作成を手掛けております。

上水道と下水道の違い


皆さんは、上水道と下水道の違いについてご存知でしょうか?
上水道は飲むことができる水、下水道は汚水が流れているということ以外にも、色々な違いがあります。
今回は、上水道と下水道の違いについて、様々な視点からご説明します。

▼上水道と下水道の違い
■水質基準
上水道と下水道では、定められている水質基準が異なります。

上水道には、飲み水として利用できるように、化学物質や細菌に関しての基準が厳しく定められています。
下水道には、環境汚染防止のため、工場排水などに基準が設けられています。
これが守られずに流されると、環境汚染になるだけでなく、下水道のつまりや劣化につながってしまいます。

■所管
上水道は、厚生労働省の所管です。
飲み水としても使われるので、人々の健康を害することがないよう、厳しい衛生管理が行われています。
一方下水道は、国土交通省の所管です。
下水道管に異常が発生しないよう、設備の管理を行っています。

■水圧
上水道内を流れる水には、高い圧力がかけてあります。
そのため、マンションなどの地上から高い場所でも、蛇口をひねれば水が出るようになっているのです。
上水道の水道管には、破損が起こらないように、高い内圧に耐えられる素材が使われています。
下水道は、基本的に上から下へ流れていくので、水道管内に圧力をかけていない場合が多いです。

▼まとめ
上水道と下水道には、様々な点で違いがあります。
水の使用用途の他に、水質の基準や、所管・水圧の点でも異なっており、水道管の素材においても、上水道と下水道で使い分けられています。

水道が安全に使えないと、人々の生活に影響が出てしまうので、設備設計の際にはしっかりとプランニングすることをおすすめします。
当社では、給排水衛生設備の施工管理を承っております。
オフィスビルや病院設備の施工管理は、当社にお任せ下さい。